Jupiter オーナー’s コメント (一部抜粋)

Jupiterジュピター(ML-3J)のオーナー様方より頂戴したご感想のうち、
許可をいただけたものを掲載させていただきます。

 

※Amazonの出品にもコメントをいただきました。 Jupiter(ML-3J)


【 SENNHEISER ゼンハイザー 】

( HD800 )
●音場の広さは本当に(他のヘッドフォンは)HD800に勝てない。
しかしこれまでここまで音場が広い狭いと感じたことはなかったので、それなりのアンプに繋がないと、鳴らすことはできても、
HD800側が性能を発揮できなかったのではないかと推測する。

●HD800の音場が広いというのは、アンプに依存する部分も多々あるが本当っぽい。
買うならT1よりHD800の方が音の変化が楽しめると思います。

●音場が広くてボーカルが遠くに聞こえる、これがよく感じられます。
サ行がまったく刺さらない。それでいて伸びる。弦楽器がすごく生々しい。ピアノも抜群。
とくに高いキーで音圧が高い「キンッ」て感じの音が目が覚めるほど美しい。
ボーカルの再現力もすごい。特徴的な声ほどその個性を伸ばすような再生をしている。定位も抜群。

●Jupiterの「艶」とHD800の曲の消える「余韻」がすごくマッチしている。互い互いに補完するような形で。

●HD800が凄い!T1に肉薄する低音を出している!なんだこれは???前回、Jupiterが無い頃、
PCで聞き比べたときは純然たる差でT1が圧勝だったのに、今は区別がほぼつかない。
どういうことなんだ…エージングなのか?Jupiterなのか?
まさかJupiterもエージングで進化してきてるんじゃないだろうな…。

●他の通常のヘッドホンと明らかに違う音が楽しめます。ただ、これはまあ好みがあるでしょうね。
ライブハウスで元気な音を身近に聴きたいときと、観客席でゆったりと音に浸っていたいときと。
HD800はあきらかに後者のタイプです。迫力があるとか無いとかいう話ではありませんよ?
ちなみにポタアンでは空間感はだいぶ薄れます。


【 AKG アーカーゲー 】

( Q-701 )
●純正ケーブルではHD650とK701を足したような音ですがリケーブルによってHD800に近い音に成っていると思います。
アンプとの相性も良く、もともとかなり能率の悪いヘッドフォンですがJupiterと組み合わせることによって
低域のキレがでて高域の伸びも増しオーケストラやクラシックがマッチして心地よい空間を提供してくれます。


【 beyerdynamic ベイヤーダイナミック 】

( DT880 E/600 )
●600Ωということもあり、やはりつくりが悪いアンプではロクな音が出ずに暫らく使っておりませんでしたが
Jupiterに繋いだところ驚くほどに低域がしまり高域も響き中域も密閉型のように出てくれるようになりました。
恐らく同社のT1もかなりの相性の良さを想像いたします。

( T1 )
●ボーカルがぐっと近くなる。立ち上がりの速さが顕著。スピード感があります。
素直な声の再生も心地よい。とくに囁くような声は、耳元で聴かせるT1が素敵です。

●並のヘッドホンよりは広い音場(左右だけでなく上下にも広がる)。
T1ってボーカル部分以外は素直で立ち上がりの良い音が身上だと思うんですよね、
クセが少ないから感想が難しいんですよー。

●アニソンとか、ボーカル曲をT1使って聴きました。えらく感動しました。
ボーカル曲を新生Jupiterで聴くと、(他社製USB-DAC+ヘッドフォンアンプ)+PCで聴くサウンド と全然違います。
もう、びっくりです。その某ヘッドフォンアンプだと、出来が悪くて高音が刺さる、そんなことはないですし、
そういう次元の比較ではない。
高音の抜けの良さ、スーッと不可聴領域へ消えていくような高音、粒立ち(っていうのかな)の良い中音と低音。
さらにT1による色気のある声と、耳元やや後方から頭の中にかけて聞こえるボーカルのブレスがたまらない。
まいったねこれは。 結局、眠るつもりで寝ホンしてたのに、興奮して目がさえて、寝られなくなってしまった。
次々に曲を聴いていって、朝の4時まで眠らせてもらえなかった。
これは安眠妨害で横濱音羽製作所を訴えられるレベル。いやはや、参りました。
※新生Jupiter=初期型から第二期仕様へとハードウエアの改修が行なわれた個体


【 Ultrasone ウルトラゾーン 】

( Signature PRO )
●前提:他のウルトラゾーンを聴いたことはない。
良いところ:
 ボーカル&中音が非常に前に強く出る。私の所有するヘッドフォンの中では群を抜いて強い。
 やや低音が強めではあるが、バランスを崩すほどではなく、非力なポータブル環境ではちょうど良い。
 Jupiterとの相性もまずまずでしょう。低音がかなりパワフルに、若干苦手っぽい高音もサポートしてもらえます。
悪いところ:
 大きなブレスの音が入ると、金属的響きを帯びた再生になる。とくにシャウトしている曲は刺さって耳障りです。
 ハイハットほかシンバル系の音が総じて苦手。刺さります。
 これはT1にもいえることですが、普段は解像度が高い明瞭な音を出すのですが、
 オーケストラのように音源が多いと破綻します。破綻する限界閾値?はシグネチャープロの方が低い。
 つまり、クラッシックには全く向かない(と思う)。
備考・補足:
 低音はZ1000ほど硬くなくやや柔らかめ。
 音場はZ1000より広いがT1に劣る。
 得手不得手がはっきりとあり、万能型な優等生ではない。
 30時間前後はエージングしないとサ行ほかいろいろ刺さりまくる。


【 DENON デノン(デンオン)】

( AH-D5000 )
●さっそく説明書の手順に従ってセッティングし電源を投入しました。湖の畔にいて、眼前をゆったりと水平線がどこまでもひろがっている、
そんな空間を体験しました。湖面は緩やかに波打ち、フラットなのです。DENON-AHD5000は重量があるのですが、
ヘッドフォンの重さがすっと消え存在感がなくなる、そんな不思議な現象学的経験をしました。

( AH-D5000 & AKG:K-701 )
●DENON AH-D5000ではチューニングされてはいないと思うのですが、ジュピターとの相性はなかなかいいですよ。
AKG-K701も手に入れましたが、DENON AH-D5000はホールの空気感をよく表現してくれるのと、
指揮者の位置で聴いているときのような特異な音場が経験できます。
AKG-K701は観客席で聴くときのスタンダードな音場で、野外演奏会の雰囲気ですね。


【 SONY ソニー 】

( MDR-Z1000 )
●密閉型だからか低音はまずまず出る。特筆すべきは密閉型のくせに音の籠もりがあまり感じられず、高音にはヌケも感じられる。
サ行が刺さらない。50時間くらいはエージングが必要。音は綺麗で解像度もありますが、音場はさほど広くありません。
低音・中音・高音ともにバランスの良いヘッドホンです(フラットという意味ではない)。

●エージングがある程度進むまでは、高音はキラキラした音で、若干こもりがち。
低音も量はそこそこ、質はイマイチ?ボワついていた気がする。
で、Jupiterで聴きながら現時点での(100時間くらい?)評価ですが、
なんというか腹に響く(ヘッドホンなので腹には響かないんですが)というか、
硬く締まってグっと沈むというか?うまく表現できませんが、これはJupiterで聴いている時だけですね。

●特記事項。私の顔がでかいせいもあるのかもしれませんが、側圧が強すぎて、
2〜3時間もすると耳が痛くなってしまい、長時間使用に耐えません。
ゆったりと長時間音楽を楽しみたいなら他のヘッドホンをお薦めします。


【 KOSS コス 】

( PRO/4AA )
●中でも驚いたのはKOSSのPro4aaというヘッドフォンが高級機並みに楽しませてくれました、
このヘッドフォンは高域が狭く感じ低音がほとんど出ないヘッドフォンですがJupiterに繋ぐことでちょうど欠点が補われるというか、
とても独創的な音を聴かせてくれます。


【 オーディオ インテル 】

( EXH-313 )
●インピーダンスが低めで音圧感度が高いヘッドフォンですが流石、駆動力の高さがボリュームを絞っていても感じられます。
相性としてはこのヘッドフォンの特性を更に高めるような感じです。
なお欠点である低域の弱さを補い、しかも出過ぎずバランスの良い音を聞かせてくれます。


【一般的なこと】

●先ほどジュピターが無事に到着しました。外観は期待した以上の質感がありました。
更なる質感を高めるサティーネの選択はずばり正解でした。

●ジュピターのオーナーになってから、リスニングスタイルが変化しました。数枚の愛聴板を繰り返し繰り返し聴くようになりました。
それらは演奏家やと録音エンジニアの精神がぎゅっと身体に染みこんでくるような作品群です。
決して最新の演奏・録音というわけではなく、祖国を想う演奏家の気概や、
その時代・時代の制約のなかで最高を目指した技術者の意気込みが伝わって来るものです。ジュピターはそれを見事に峻別してくれます。

●ジュピターを設置するインシュレーターを黒檀製のものに換えたところ、明らかに解像度が向上しました。
CDデッキの方にも挿入し、またCDスタビライザーACCUREADも追加したところ、さらにすっきりした音となりました。
演奏ホールの空気の透明感が増した感じです。
空気清浄器を初めて体験したときの、あの空気が軽くなり、呼吸するのが楽なった感じの再来でした。
原理的にはよく解らない(あり得ない)のですが、不思議なことです。

●届いて最初に聴いたとき感動とともにDACの物足りなさを感じてしまいました。
ヘッドフォンの相性としては所有しているヘッドフォンは全て相性が良く、素晴らしい音を聴かせてくれます。

●見た目が最高に格好良いです。音のほうも木星の名の通り大変広大でそして決して荒が無く
真球のような最高の音を聴かせてくれる最高のヘッドフォンアンプだと思いました。
このアンプに出会えて本当に良かったです。

●Jupiterで所持しているヘッドフォンや音楽の素晴らしさを知ることができました。
上を知ってしまってなんども手放そうと思ったヘッドフォンもJupiterで聴くと非常に個性が見えてくるというか、
そのヘッドフォンを購入したときの自分の心情やそのヘッドフォンを初めて聴いた思い出や
デザインに感動した時の事が思い出されるようであります。

●ギャングエラーが全く無い。そればかりか、視聴中にボリューム操作をしても、まったくノイズが入らない。
さらに、最大音量で聴いても一切の破綻がない。耳にはよくないでしょうが、最大音量でもヘッドホンをつけたまま聞き続けることが可能です。
とにかく、耳障りな音が一切でないとは凄まじい制御能力です。

●(サティーネ製フロントパネル)角度によって色艶が変化するのが美しい。それに、なにより触ったときの手触りがすごい!!
画像ではわからない部分ですね。花梨の外装部分よりもさらにすべすべで、いつまでも撫でていたい気分にさせてくれます。
ほのかに香る独特の臭いも素敵です。チョコレートの匂いには感じませんが…。
これが、さらに時を経てより紅く色合いが変化していくのか・・・うーむ。

●音場がはっきり構成される

●サ行が刺さらないのに高音が伸びる

●瞬発力がある

●ヘッドホンの個性を伸ばす

●低音は過剰には出ないが、よく締まっていて弾力がある

●600Ωのインピーダンスでも余裕のドライブ能力

●天板&木製部分ツルツルで撫でていると気持ちいいよ

●バイオリンの音がすごい!生々しい!!

●この曲はあんまり好みじゃないんだけれど、音がすごくいいので聴いていたくさせる

●楽器の音が最高だから、やっぱクラッシックにいいんじゃない?

●録音&音質さえよければ万能かと。


 

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