DALE社 無誘導巻線抵抗器 NS−2B にまつわる簡単な解説

抵抗器の、音に影響を与えるであろう要素は非常に多いと考えられます。
ここでは、そのほんの一部をご紹介します。

【抵抗器の雑音】
抵抗器には主に2種類の雑音が発生します。

@熱雑音
どのような抵抗体にも存在する雑音で、絶対零度以上の導体内では電荷のキャリアが熱エネルギーで励起され不規則な運動をすることで、微小なパルス電流が発生しています。これは温度に依存する雑音であるため熱雑音と呼ばれます。

A電流雑音(過剰雑音)
抵抗器に電流を流すと、それに応じた雑音が発生しますが、これは基本的な雑音である熱雑音に追加されるため過剰雑音と呼ばれています。電流雑音と呼ばれることも多いです。電流雑音は信号電流に応じて発生するのである種、信号と相関があるともいえます。電流雑音の電力は周波数に逆比例するため、主に10kHz以下程度の低周波領域で問題になることが多いです。
電流雑音は抵抗体に不均質なところがある場合に生じます。導電率が一様でない抵抗体には電流は一様には流れません。抵抗体の質が不連続なところでは微小アークなどを原因とするバースト状の電流が生じることがあり、これが電流雑音となります。
一般的な性質として、同質の導体であれば抵抗器の寸法が大きく、電力定格が大きく、皮膜が厚いほど電流雑音は少なくなります。
炭素体・炭素被膜抵抗器は炭素粒とバインダーの混合物であるため不均質であり通常は電流雑音が多いです。金属被膜・薄膜抵抗器は薄い金属膜を基板上につけたものであるから、基板の表面状態の影響を受けやすく、また、薄膜型は厚膜ヘリカルカット型(らせんカット)の抵抗器よりも単位面積あたりの抵抗値が高いため電流雑音が多くなることがあります。
また、近年普及している抵抗器に表面実装(SMD)チップ型のものがあります。
チップ抵抗器には主に炭素被膜抵抗、金属被膜抵抗、メタルグレーズ抵抗の3種類があります。
メタルグレーズ抵抗の組成は金属被膜抵抗とは全く異なっており、金属酸化物とガラスの混合物を基板上に焼結させたもので耐候性・耐熱性に非常に優れたタフな抵抗器です。
メタルグレーズ抵抗は厚膜抵抗とも呼ばれ抵抗被膜が厚いので電流雑音が少ないようにも思われますが、抵抗体内部の不均質性が大きく、同じチップ型の炭素被膜抵抗器よりも電流雑音の発生は格段に多い傾向があります。

【DALE社 無誘導巻線抵抗器 NS-2B の特徴】
巻線抵抗器はその名のとおり、抵抗体の線材を芯材にぐるぐると巻いて作られています。その線材は原料線材を少し細い口径のダイス(ダイアモンド製など)のなかを引っ張り通すことで得られています。そのため導体内部が構造的に均質に、また表面が滑らかになりやすく、電流雑音の発生を低く抑えることができると考えられます。
巻線抵抗は構造上、信号電流によって比較的大きな誘導磁場が発生してしまうために、特に高域の信号に影響を受けてしまうのですが、NS-2Bについては無誘導コイルと同様の構造である無誘導巻きという互いに反対方向に巻いた巻線構造により、誘導磁場の発生を打ち消しており、この問題を回避しています。
 

 

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2010.6.13

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