ヘッドフォンオーディオをはじめられた方へ
先日、ヘッドフォンオーディオをはじめられた方からお問い合わせがあり、やり取りをさせていただきました。

その内容が参考になる方もいらっしゃるかもしれないと思い記載させていただきます。

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大変おせっかいなことですが、ひとつ気になっておりますのはアンプを換えただけでは
ご希望の音を手に入れることが出来ない場合があるのではないか?ということです。
駄文ですが、何かの役に立つかもしれないと思い記載させていただきました。
不要なものであればお読み流しください。

現在、ヘッドフォンで音楽を楽しむにはヘッドフォン以外に、主に次の三つの要素が必要です。

@音楽データの保管と読みだし(トランスポーター、トランスポート)
 一昔前までは、音楽データはレコードやカセットテープなどにアナログ記録されていました。
 現在はデジタル化された音楽データをメモリー(メモリーカードやハードディスク)に保管することが多くなりました。
 CDやDVD、ブルーレイなどもデジタルデータの保管方法のひとつです。
 音楽を聴くためには、保管された音楽データを取り出さなくてはなりません。
 そのような役割を持つ機器は最近ではトランスポートと呼ばれることが多いです。
 トランスポートとは本来はトラックやバスなどの輸送機関を指す言葉です。
 ウォークマンやiPod、PCに音楽をストックしているなら、それはトランスポートとして利用していることになります。
  ・能力が高い:読みだしエラーの無いデータを正確なタイミングで送り出せる。
  ・能力が低い:エラーの混入が多く、送り出しのタイミングにも乱れがある。

A音楽データーをアナログ信号に変換する(DAコンバーター)
 トランスポートから取り出された音楽データはデジタルデータなので、そのままでは聴くことができません。
 そこで、デジタル信号を、人が聴くことのできるアナログ信号に変換する機器が必要になります。
 そのような役割を持つ機器を、DAコンバーター(デジタル トゥ アナログ コンバーター)、
 または単にDACと呼びます。
 トランスポーターとDACを一緒にした機器はプレーヤーと呼ばれることが多いです。
  ・能力が高い:デジタルデータを魅力的なアナログ音楽信号に変換できる。
  ・能力が低い:音の立ち上がりが弱かったり、クリアーで無かったりと色々と魅力が少ない。

Bアナログ信号にヘッドフォンを駆動できるパワーを与える(ヘッドフォンアンプ)
 DACから送られてきたアナログの音楽信号は、パワーが不足しているため、
 そのままではヘッドフォンなどを充分に鳴らすことが出来ません。
 アナログの音楽信号に、ヘッドフォン駆動用のパワーを与える役割を持つものがヘッドフォンアンプです。
 ML-2CやML-4Sの持つ機能はこの、ヘッドフォンアンプに相当します。
  ・能力が高い:受け取ったアナログ音楽信号の魅力を引き出すようにヘッドフォンを鳴らすことが出来る。
  ・能力が低い:ヘッドフォンが魅力的に鳴らない。

要約すると、通常は次のようにシステムが組まれているわけです。

 トランスポート → DAコンバーター → ヘッドフォンアンプ → ヘッドフォン

携帯音楽プレーヤーなどの機器は上記のヘッドフォン以外の要素をすべて一体化し携帯性を高めたものです。
ここで注意が必要なのは、自分のオーディオ環境を今よりも良くしたいと思った場合に、どうすればよいのか?
ということです。多くの場合、音に影響を与えやすい要素は次の順番になると思います。

 ヘッドフォン > アンプ ≧ DAC ≧ トランスポート

これは、製品ごとの差や違いが大きいと言うことでもあります。
つまり、いろんなヘッドフォンアンプの音質の差よりも
いろんなヘッドフォンの音質の差の方がずっと大きいということを意味します。
DACよりもヘッドフォンのほうがエライ(?)とかそういう意味ではありません。

もうひとつ重要なことは、システム全体の能力についてです。
例えばDACの能力が低い場合には、良質のアナログ音楽信号を生成できません。
従って、そのアナログ信号を受け取るヘッドフォンアンプとヘッドフォンの能力が非常に高いものであったとしても、
最終的に再生される音楽の質感は限定的なものになります。また、能力の低いヘッドフォンアンプに、
能力の高いヘッドフォンを使っても同様のことが起こる場合があります。

さて、携帯音楽プレーヤーからML-2Cに繋ぐ場合には、
携帯音楽プレーヤーをトランスポート兼DACとして使うことになります。
携帯音楽プレーヤーは携帯性、利便性に優れたものですが、
DACやアンプとしては能力の高い部類には入りません。
これはメーカーの技術力の問題ではなく(すでに充分に高性能です)、主にサイズの制約によるものです。
長時間使えるために、省エネでなければならないという事情もあります。

ある携帯音楽プレーヤーの音に不満があったとします。
その携帯音楽プレーヤーを繋いでヘッドフォンアンプの試聴をした際に、その音にも不満があったとします。
このとき考えられるのは以下の2つです。(ヘッドフォンはお気に入りのものだとします。)

 @携帯音楽プレーヤー内蔵のヘッドフォンアンプも、試聴したヘッドフォンアンプもイマイチ。
 A携帯音楽プレーヤー内蔵のDACが好みに合わない。

もしAの状態であった場合にはヘッドフォンアンプだけを交換しても音質の改善にはならないかも知れません。
また、これとは逆にヘッドフォンアンプの交換で満足な音が出た場合には、
携帯音楽プレーヤー内蔵のDACの能力には不満は無いということになります。
 

 

ML-4S ( Moonlight Sonorous )
  フルディスクリート ヘッドフォンアンプ
    立ち上がりが鋭くパワフルでありながらも、
    途切れることなくシルクのように細い線を描ききる繊細さ、
    そして情感豊かでスケール感のある音を持つ。
    音楽がもたらす感動のレベルはハイエンド機にも肉薄する。
    当製作所の主力マストマシン。
    Orbit System 搭載機


各種ケーブル
    高音質ケーブルの製作

 


 
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